一人暮らしであれば、掃除も自分で行う必要があります。
「そろそろ掃除をしたいけど、掃除機を出すのが面倒くさい…。」「今の時間に掃除機をかけたら、隣の部屋に迷惑がかかりそうだから…。」というふうに、掃除をスキップした経験はありませんか?
実家暮らしでは家族の誰かが日中に掃除機をかけるという分担が可能ですが、一人暮らしでは時間帯を調整することはなかなか難しいです。
そこで今回は、一人暮らしにピッタリな掃除用具を3つご紹介!それぞれの道具の特徴や、時間帯や掃除場所に合わせた効果的な使い分け方法をお伝えします。
本記事を参考にして、ご近所さんとの騒音トラブルを回避しつつ、快適&清潔な部屋をキープしましょう!
揃えるべき掃除用具はこの3つ!
掃除用具としては以下の3つを揃えるだけで、一人暮らしの部屋は十分きれいに保てます。
- 掃除機
- 粘着クリーナー
- フロアワイパー
掃除機は朝や夜を避けてしっかり掃除するときに、粘着クリーナーはカーペットの掃除に、フロアワイパーはパパッと掃除したいときに、というふうに、時間帯や用途にあわせて使い分けることがポイント。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
掃除機:時間帯には注意しつつ、メインの掃除を担当!

▶特徴
一人暮らしであっても、掃除機は用意しておくのがおすすめ。キレイな部屋を維持しやすくなります。大きめのゴミはもちろん、絨毯や畳の隙間に溜まったホコリや抜け毛などの細かなゴミ、ハウスダストまでしっかり吸い取ってくれます。
▶おすすめの使用シーン
- 昼間(10時〜17時)
- しっかり掃除したいとき
- 模様替えや家具の移動後
▶メリット
- ゴミの吸引力が高く、しっかり掃除できる
- 畳や絨毯のゴミを吸い取り、フロアワイパーでは取りきれない汚れも対応可能
▶選び方
- コンパクト&軽量設計かどうか
一人暮らしの部屋はスペースに限りがあるため、小さくて軽いことが重要。段差や階段がある物件なら持ち運びやすさも重視しましょう。 - 静音性(騒音レベル)
集合住宅では近隣への配慮が必須。60dB以下の静音モデルを選びたいところ。深夜や早朝には避けるべきですが、日中でも音が小さい方が柔軟に使えます。 - コードレスかどうか
狭い部屋やワンルームでは「コードレス」が手軽で便利です。しかし、広めの1K・1LDK以上でしっかり掃除するなら、パワフルな「コード式」も検討の価値あり。 - 収納スタイルと自立性
立てかけ収納できるモデル、スタンド付きなど、収納しやすさも大切なポイント。コンパクトなタイプや分解できるタイプなら、ベッド下などデッドスペースに収納できます。 - メンテナンスの手間が少ないか
ダストボックスのゴミ捨てやフィルター掃除が簡単な設計かどうかは要チェック。忙しい一人暮らしでもメンテナンスが楽だと、使うハードルがグッと下がります。
▶注意点
掃除機である以上、音が出てしまうのは避けられません。一般的な掃除機の音は 60~75dB 程度で、普通の会話よりも大きめ。特に、鉄筋より防音性の低いアパートでは、上下左右の部屋に響きやすいです。朝や夜の時間帯はなるべく避けて使うようにしましょう。

50dB台の静音モデルなら、夜にかけても平気かな?

掃除機は吸い込み音だけじゃなくてヘッドがフローリングに当たる音も下に響くから、静音性が良くても掃除機をかけるときは気をつけよう。
▶ポイント
しっかり掃除したいときのマストアイテムです。
騒音トラブルを避けるため、昼間の時間帯(10〜17時頃)に使いましょう!
粘着クリーナー:静か&手軽にゴミ取り!布製品の掃除に大活躍

▶特徴
粘着クリーナー、通称“コロコロ”は、カーペットやラグ、ソファ、ベッドなど布製品に絡んだ髪の毛・ホコリをしっかりキャッチしてくれる便利アイテム。
電源不要で音も出ないので、どんな時間帯でも気にせず気軽に使えます。
▶おすすめの使用シーン
- 朝や夜など、掃除機の音が気になる時間帯
- ベッドやソファのホコリ・抜け毛掃除
- 玄関マットやラグのちょっとした汚れ取り
▶メリット
- 無音なので、時間帯を気にせず使える
- 軽くて場所をとらない
- シートを剥がすだけで簡単にゴミ処理が完了
▶選び方
- ハンドルの持ちやすさと転がしやすさ
- テープの取り替えやすさ
- 詰替え用テープの入手しやすさ
- テープの粘着力
床を掃除したいならロングタイプ、カーペット掃除用に手軽に使いたいならハンディタイプがおすすめです。ハンディタイプは一人暮らしにちょうどいいサイズ感で、収納にも困りません。

ハンディタイプは、カーペットのうえでごろごろ寛ぎながら気軽に掃除ができるのも嬉しい~。
▶注意点
- フローリングでは粘着力が強すぎると床を傷める可能性あり
- ゴミの種類によっては取りきれない場合も(砂や細かいチリなど)
▶ポイント
電源も要らず音も静かで、好きなタイミングでサッと掃除できるのが魅力。
布製品や毛が絡まりやすい場所で重宝します! ベッドやソファまわりに1本常備しておけば、ホコリが気になったときにすぐ取り出して対処可能。
フロアワイパー:静音!一人暮らしの救世主

▶特徴
ドライシートとウェットシートを使い分けることで、フローリングや畳、クッションフロアまで臨機応変に対応可能。
「音が静か」「軽い」「場所を取らない」という優れものです。
▶おすすめの使用シーン
- 時間帯を問わず利用可能
- 突然の来客にも、ササッと取り出して掃除できる
▶メリット
- 一度本体を買えば、以降はシートだけをドラッグストアなどで安価に買える
- シートを使い分ければ、乾拭きも水拭きもできる
- 音が全く出ないので、いつでも使える
- 床への負担が少ない
▶選び方
- シートがしっかりフィットするか
- 使い捨てか、洗って使えるタイプか
- 柄の長さや可動性(曲がるかどうか)

洗う手間を考えると、使い捨てのタイプがおすすめだよ。
▶注意点
- 床の段差や凹凸には弱く、取り残しが出ることも
- シートが汚れていると効果が落ちるため、こまめに交換を
▶ポイント
すぐ取り出せる位置に立てかけておけば、忙しい日もササッと掃除ができます。
時間帯を気にする必要がないため、掃除が習慣になりやすい掃除用具です。
気になる一人暮らしの掃除の頻度と所要時間を公開!
掃除の頻度と所要時間はどのくらい?掃除機は週1回を目安に
掃除機は週1回はかけるようにしましょう。
生活スペースが限られている一人暮らしで、特に在宅時間が長くない場合だと頻度が多いと感じるかもしれません。しかし目には見えなくても、死角になっている箇所やフローリングの隙間など、ホコリは溜まっていきます。
仕事や学校で日中は掃除機をかけられない場合、普段は粘着式クリーナーやフロアワイパーを使用して、休日の日中に掃除機をかけましょう。

音が出る家電の使用時間帯が定められている物件もあるから、賃貸契約書や入居時に渡された書類に記載がないか確認するようにしよう!
著者の場合は毎週1回、毎週土曜日か日曜日の午後1時から5時の間で、3つの掃除用具を使って部屋全体をまとめて掃除しています。ただし仕事のある平日にホコリや汚れが気になったときは、フロアワイパーと粘着クリーナーを活用しています。
休日にまとめて掃除するときの所要時間ですが、著者は21.3㎡程のマンションで20~30分ほどかけて掃除しており、そのうち掃除機をかけている時間は15分程です。
一例として、ある週の掃除の様子をご紹介します。
時間 | 掃除用具 | 内容 |
13:00-13:05 | フロアワイパー | フローリングをササッと掃除する。特に、掃除機が届かない家電・家具の隙間を重点的に掃除。 |
13:05-13:20 | 掃除機 | フローリングからカーペットまでしっかり掃除機をかける。 |
13:20-13:25 | 粘着クリーナー | カーペットやクッション、ベッドの上でコロコロ転がして仕上げ。 |
掃除を定期的に続けるコツは?耳を有効活用して楽しく!
「貴重な休日に、30分も掃除に費やしたくない!!」
著者自身も始めた頃はそう思って億劫に感じていましたが、掃除中にイヤホンでラジオや音楽を聞くようになってからは、週1の掃除の時間がむしろ楽しみになりました!ノイズキャンセリング機能があるイヤホンなら、掃除機をかけている間も好きな番組や曲を聞けて気分も上がるのでおすすめ!
まとめ:3つの掃除用具を使い分けて、快適な一人暮らしを!
自分がやらなければ、誰もやってくれない状況にある一人暮らしだからこそ、時間帯に合わせて柔軟に・効率よく・気持ちよく掃除できる道具選びが重要なんです。
本記事でご紹介したように、3つの掃除用具をうまく使い分けることで、部屋をきれいに保ちながら、近隣への騒音トラブルも防げます。
掃除道具の3点セット
・掃除機(週末や日中にしっかり掃除したいとき)
・粘着クリーナー(カーペットなど布製品を掃除したいとき)
・フロアワイパー(朝や夜の時間帯の掃除や急いで掃除したいとき)
以上、一人暮らしのための掃除用具の選び方と使い分けをご紹介しました。気になる道具があれば、ぜひお店やネットでチェックしてみてください!
部屋がきれいだと、快適になるだけでなく気持ちもスッキリします。
気持ち良く過ごせる居住空間を維持していきましょう!