【一人暮らし】オーブントースターがいらない理由4選とわずか2年で手放した失敗談

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「一人暮らしを始めたけど、オーブントースターって本当に必要?」「電子レンジとオーブンレンジ、どっちにしよう?」と悩んでいませんか?

実は、一人暮らしの生活において、オーブントースターは「不要な家電」になることが多いです。特に、普段から自炊をする頻度が低い方や料理に対するこだわりが少ない方にとっては、購入しても数回しか使わずに終わってしまう可能性が十分に考えられます。

この記事では、一人暮らしの自炊歴3年以上の私が、オーブントースターを一人暮らし開始からわずか2年で手放した失敗談を踏まえ、「一人暮らしにオーブントースターがいらない理由」をご紹介していきます。

この記事を読むと、不要な家電を減らして無駄な出費を抑えた、より快適でシンプルな一人暮らしの実現に近づけるはずです。

この記事はこんな人におすすめ!

  • 電子レンジとオーブンレンジのどちらを購入するか迷っている方
  • これから一人暮らしを始めるにあたって、必要な家電を慎重に選びたい方
  • 限られた居住スペースや予算の中で、賢く生活したい方
  • 自分にとって本当に必要な家電だけを見極めたい方

トースターの役割とは?オーブン機能を備えたものがオーブントースター

トースターとは主にパンを焼くための調理家電です。多くの方がイメージするのは、電子レンジに似た直方体の形状をした「オーブントースター」でしょう。しかし、トースターには他にも、食パンを縦にセットして焼くポップアップトースターや、手軽にホットサンドが作れるホットサンドメーカーなど、様々な種類があります。

その中でも主流となっているオーブントースターは、パンを焼くことはもちろん、付属の網やトレイの上に食材を置いて、ヒーターの熱で調理できるのが特徴です。グラタンやドリア、ホイル焼きなど、一台で多様な料理に対応できるため、自炊をする上で便利なアイテムと思われがちです。

価格帯は、多機能なモデルになると1万円〜2万円程度とやや高価になりますが、シンプルな機能に絞った安価なオーブントースターであれば、3,000円〜5,000円程度で購入することも可能です。
しかし、「多機能だから」「安いから」という理由だけで購入してしまう前に、立ち止まって考えてみましょう「実際の一人暮らしの生活で、自分は本当にこれらの機能を活用するだろうか?」という視点が非常に重要になります。

「一人暮らし=トースターが必要」は思い込みかも?

「朝はパン派だから」「実家にはオーブントースターがあったから、なんとなく必要だと思っていた」という理由だけで購入すると、不要な出費につながるリスクが高いです。

実は、一人暮らしの自炊においては、オーブントースターがなくても、電子レンジやフライパン、オーブンレンジといった他の家電製品で十分に代用できるケースが少なくありません。特に、料理にそれほど時間をかけたくない、簡単な食事で済ませたいという方にとっては、オーブントースターの出番は意外と少ないものなのです。

もし、オーブントースターの購入を一歩手前まで考えているのであれば、本当にそれが自分のライフスタイルにとって必要なのかどうか、改めて考えてみてください。

一人暮らしでオーブントースターを使わなくなる理由4選

一人暮らしの生活において、オーブントースターが思ったほど使われなくなるのには、次のような理由が考えられます。

生活環境の変化でトースターの使用率が下がる
・多くの調理は他の家電で代用可能
・お手入れが大変で利用を避ける
・狭いキッチンでオーブントースターは場所を取りすぎる

▶生活環境の変化でトースターの使用率が下がる

大学生を対象とした使用実態の調査結果による1と、自宅生の90.1%が”今住んでいる家で使っている”と回答したのに対し、自宅以外に住んでいる学生で”今住んでいる家で使っている”と回答したのはわずか59.7%に留まっています。

このデータから、一人暮らしを始めると、実家にいた頃と比べてオーブントースターの使用率が大きく下がる傾向があることが伺えます。生活環境の変化とともに食生活も変わり、必ずしも毎日パンを食べるわけではなくなる、という方も多いのではないでしょうか。

▶多くの調理は他の家電で代用可能

オーブントースターの主な用途である「パンを焼く」「グラタンをあたためる」「ちょっとした焼き料理をする」といったことは、他の家電でも十分に代用できます

例えば、パンを焼くならフライパンでも可能ですし、オーブンレンジがあれば、グラタンや本格的なオーブン料理も作れます。シンプルで安価な電子レンジのあたため機能だけでも、十分に済ませられる食事も多いでしょう。

料理オーブントースターオーブンレンジフライパン電子レンジ
トースト△(焼きムラとパサつきに注意)×(カリッとしない)
ピザ△(焼き色はつきにくい)×(あたため直しで活躍)
グラタン・ドリア△(焼き色はつきにくい)△(加熱のみで、焼き色なし)
野菜や魚介のホイル焼き○(蓋をして蒸し焼き)×(アルミホイルはNG)
焼きおにぎり、餅△(焦げ付き注意)△(加熱のみで、焼き色なし)
クッキーやマフィン△(焦げ付き注意)

このように、オーブントースターがなくても、日々の食事に困ることはほとんどないのです。

▶お手入れが大変で利用を避ける

オーブントースターはパンくずや油汚れが溜まりやすく、こまめなお手入れが必要です。グラタンなどの油分の多い料理を作る際、油が飛び散ってオーブントースター内部に付着し、汚れとなります。この油汚れを放置すると、ほこりが付着して汚れが蓄積し、焦げ付きの原因にも。面倒だからといってさらにそのままにすると頑固な汚れになってしまうため、長く使うには意外と頻繁に掃除する必要があります。結果、なるべくキレイな状態をキープしたいと考え、利用頻度が下がってしまう要因に。

▶狭いキッチンでオーブントースターは場所を取りすぎる

一人暮らしの住居は、一般的にキッチンスペースが限られています。そこにオーブントースターを置いてしまうと、炊飯器や電気ケトルなど、他の必要な家電の置き場所に困ってしまう可能性があります。また、電源タップの口数も限られているため、使用頻度の低い家電を常にコンセントに繋いでおくのは非効率的です。

オーブンレンジvs電子レンジ!作りたい料理や初期費用で決めよう

「オーブントースターは買わないことにしたけれど、あたためや解凍ができる家電は必要。オーブンレンジと電子レンジ、どっちにしよう?」このように悩む方も多いと思います。

一人暮らしにおいて、食品のあたためや解凍ができる家電は、ほぼ必須の家電と言えます。そこで、オーブン機能も備わったオーブンレンジと、あたため・解凍に特化した電子レンジ、それぞれの特徴を比較してみましょう。

【オーブンレンジ】

あたため解凍機能はもちろんのこと、オーブンやグリル、スチーム調理など、一台で様々な調理に対応できる多機能なレンジです。

メリット
• 省スペース: 複数の調理家電を一台に集約できるため、キッチンスペースを有効活用できます。
• 調理の幅が広がる: オーブン料理や焼き菓子作りなど、一台で様々な料理に挑戦できます。
• コンセントの節約: 複数の家電を用意する必要がないため、コンセントの数を節約できます。

デメリット:
本体価格が高め: 電子レンジと比較すると、一般的に価格が高くなります。
操作がやや複雑: 多機能な分、操作に慣れが必要な場合があります。

向いている人:
• 自炊やお菓子作りを積極的に楽しみたい方
• 一人暮らしでも料理のレパートリーを広げたいと考えている方
• キッチンスペースが限られている、またはコンセントの数が少ない方

【電子レンジ】

食品のあたため解凍といった、基本的な機能に特化したシンプルなレンジです。

メリット:
シンプルで直感的な操作性: 機能が限られているため、誰でも簡単に操作できます。
安価な価格帯: オーブンレンジと比較して、本体価格が安く抑えられます。
トータルコストを抑えられる: あとから必要に応じてトースターを追加購入しても、大抵オーブンレンジ一台よりも安く済みます。

デメリット:
料理のレパートリーが限られる: あたため・解凍以外の調理は基本的にできません。
場所を取る: パンを焼きたいなど特定の用途がある場合は、追加でオーブントースターを購入する必要があり、設置スペースが二つ分必要になります。

向いている人:
• 普段の自炊は簡単なもので済ませることが多い方
• できるだけ初期費用を抑えたい方
• 多くの機能は求めておらず、シンプルな家電を好む方

単機能の電子レンジ多機能なオーブンレンジ違い選び方については、下記の記事で詳しくご紹介しています。

【一人暮らし失敗談】たった2年でオーブントースターを手放した話

私の失敗談をご紹介します。私自身は一人暮らしを始めるにあたって、電子レンジと一緒にオーブントースターを買いました。オーブントースターは、実家ではお餅を焼いたり食パンを焼いたりするのによく使っていました。そのため、「オーブントースターは持っているのが当たり前」という考えがありました。

当初は、オーブントースターの機能も併せ持つ、多機能なオーブンレンジを購入したいと考えていました。しかし、オーブンレンジは20,000円〜30,000円と高価であり、予算をオーバーしてしまうことと、自炊超初心者の私には使いこなせないと感じたため、断念しました。

そこで、多機能なオーブンレンジの代わりに、電子レンジオーブントースター別々に購入しました。電子レンジが8,000円弱、オーブントースターが5,000円弱だったため、13,000円程度の低コストで揃えることができました。「これで一人暮らしの自炊もはかどる!」とルンルンしながら新生活が始まりましたが…。

一人暮らしを始めてからわずか2年で、オーブントースターを手放すことにしました

網やトレイのお手入れが大変だったことが、オーブントースターを手放した最も大きな理由です。パンくず、お餅、チーズやバターのよごれなど、なるべく汚さないように気をつけていても、意外とこまめにキレイにする必要がありました。キレイなままをキープしたい、という気持ちから、次第にオーブントースターを使った調理を避けるようになり、使用頻度が減っていき…。

食生活の変化も、オーブントースターを手放した理由に挙げられます。実家にいた頃よく食卓に出てきたホイル焼きは自分で作ることもなくなり、食パンはトーストせずに食べるようになったり、フライパンで焼いたりするようになりました。お餅を食べる際は、電子レンジで加熱しておいしくいただいています。

極めつけに、私の場合は自炊で作りたい料理にこだわりがなく、オーブントースターがあるからといって料理のレパートリーを増やそうという考えに至りませんでした

フライパンで食パンを焼くと、パサつきそう…。焼きムラもできるのでは?

トースターで焼くときと同等のクオリティを出すことは難しいけれど、フライ返しでおさえながら焼くとムラなく焼けるし、食パンの表面に少し水をかけて焼くと中がふわっと焼けるよ。

結局、購入してからわずか2年後には、ほとんど使われることなくホコリをかぶっていたオーブントースターを処分したわけですが…。今振り返ると、「実家にあったから持っているのが当たり前!」ではなく、購入前に「オーブントースターでどんな料理を普段作りたいのか?」「その料理は本当に他の家電では代用できないのか?」をきちんと自問自答していれば、不要な出費は避けられたと後悔しています

一人暮らしのこんな人はトースターを自炊のお供に

一人暮らしでも、オーブントースターが自炊のお供になるケース

もちろん、すべての一人暮らしの方にオーブントースターが不要というわけではありません。以下のようなライフスタイルや考え方を持っている方にとっては、オーブントースターは非常に便利な調理家電となるでしょう。

  • オーブントースターを使って作りたい料理が具体的に決まっている人: グラタン、ピザ、餅など、オーブントースターならではの料理を楽しみたい方。
  • オーブンレンジは高すぎる/オーバースペックだと感じる人: シンプルな焼き調理ができれば十分だと考えている方。
  • 毎朝必ず食パンをトーストして食べる習慣がある人: こんがりと焼けたトーストが、朝食に欠かせないという方。
  • パンの焼き加減に強いこだわりがある人: 電子レンジやフライパンでは出せない、オーブントースターならではの焼き上がりに魅力を感じる方。

食パンは毎日焼きたいけど、オーブントースターを置けるほどキッチンに余裕がないや。

そんな人には、ホットサンドメーカーやポップアップトースターがおすすめ!

食パンを焼くだけならオーブントースター以外も候補に!

「パンは焼きたいけれど、オーブントースターを置くスペースがない!」「パンを焼く以外の機能は求めていないけど、トースターはほしい!」という方は、ホットサンドメーカーポップアップトースターといった、よりコンパクトで食パンを焼くのに特化した家電も選択肢に入れることができます。

▶ホットサンドメーカーが向いている人
・朝食にバリエーションを持たせたい人
・チーズやハムなどを挟んだ温かいサンドイッチをよく食べる人
・コンパクトで収納しやすい調理家電を探している人
・少し手間をかけたパン料理を楽しみたい人

一人暮らし向けのホットサンドメーカーとしては、山善のYSB-S420がおすすめです。店頭で触ってみたところ立ててもしっかり自立したため、省スペースな点が特に魅力に感じました。プレートが外せないため濡れ布巾などでお手入れする必要がありますが、逆にプレートの付け外しの手間がないことはメリットともいえます。公式の商品情報では、コンパクトな見た目に反して挟める具の高さは10cmとのこと!

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▶ポップアップトースターが向いている人
・毎朝、素早く食パンを焼きたい人
・パンをカリッと焼くことにこだわりがある人
・余計な機能はいらず、シンプルに食パンを焼きたい人

一人暮らし向けのポップアップトースターであれば、ライソンのKLTS-001Bがおすすめです。1枚用のため、場所を取りません。店頭で実物を見たところ、横幅はCDの直径(12cm)くらいしかありませんでした。スリムでありながら、公式の商品情報によると約3cmの4枚切り食パンまで焼くことが可能!一人暮らしは食パンを冷凍することが多いと思いますが、6枚切り・5枚切りのそれぞれで、冷凍食パンを焼く専用のモードも搭載されています。

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まとめ:一人暮らしの自炊にはオーブントースターがなくても十分!

オーブントースターは、パンを頻繁に食べる人や、手軽に焼き料理を楽しみたい人にとっては便利な家電ですが、一人暮らしのライフスタイルによっては必ずしも必須ではありません。他の調理方法や食品で十分に快適な食生活を送ることができます。

オーブントースターを購入する前に、今一度「本当に使うかどうか」を具体的に想像することが大切です。キッチンスペースや使用頻度、他の調理家電との兼ね合いを慎重に考慮し、自分にとって本当に必要なサイズや機能を持った家電を選びましょう。

オーブントースターを買う前にチェックしたいポイント
・「パンを毎日焼く」など明確な使用理由があるか?
・他の家電(電子レンジ、フライパンなど)で代用できないか?
・キッチンスペースに十分な余裕があるか?

本当に使う家電だけに囲まれて、無理なく楽しく自炊生活を続けていきましょう!

  1. 参考文献:綾部園子,平尾和子,名倉秀子,升井洋至,大野智子,安田智子,柳沢幸江,福留奈美,中澤弥子,新澤祥惠,橘ゆかり,髙橋啓子,岡本洋子,高松伸枝,梅木美樹.全国の学生を対象とした家庭料理の調理法と調理機器・器具の使用実態調査.日本調理科学会誌(J. Cookery Sci. Jpn.),2024,57(2),126-137.
    表2. 加熱調理機器の使用経験 より
    ↩︎

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