一人暮らしを始めると、実家にいた頃はあまり気にならなかった、「布団をどうやって干せばいいの?」という意外な悩みに直面する人は多いです。かくいう筆者もその一人でした。
ベランダがない物件や、道路や線路に近い環境に住んでいると、「いや、そもそも干すのは無理では…?」と頭を抱えてしまいますよね。
今回は、そんな一人暮らしの布団のメンテナンスをスマートに解決してくれる「布団乾燥機」について、徹底的に解説します!
ポイント
・布団乾燥機は1年中使える万能アイテム
・室内でいつでも手軽に布団を乾燥できる
・布団の乾燥以外のシーンでも活躍する
布団のお手入れは意外と大変!外干しは一苦労
布団は定期的に乾燥させよう
布団を干す目的は、カビやダニの発生を抑えるために布団の湿気を飛ばすことです。寝汗は季節関係なくかくため、湿度の低い季節であっても、定期的に布団を乾燥させる必要があります。
湿度が高い梅雨から夏は、週1回は布団を干しておきたいところ。
外干しの一般的な手順
定期的な乾燥が必要な布団ですが、外干しできる環境であっても、実際に外に干そうとするとかなりの手間がかかります。
①天気予報をチェックする
晴れの日を狙って外干しする日を決める。花粉症の方は花粉の飛散量もチェック。
②布団の外干し環境を整える
ベランダのスペースを確保して、布団が触れる手すりや物干し竿の汚れを取り除いておく。
③布団を運び出す
布団を持って外へ運ぶ。ベランダの地面に布団を引きずらないように注意!
④布団をしっかり固定する
風で布団が飛ばされないように、大きな布団ばさみなどで固定する。
⑤取り込む時間を考える
夜露に濡れないよう、遅くとも夕方には取り込む。
このように、外干しはかなり「段取り」と「体力」を使う作業です。 一人暮らしだと日中家にいないことも多く、急な雨でも代わりに室内に取り込んでくれる人がいないため、外干しは一苦労です。
布団乾燥機で布団のメンテナンスが簡単&時短にできる!
外干しの大変な作業から解放してくれるのが、布団乾燥機です。外干しができない環境でも、しっかり乾燥してふかふかの状態に!
・天候・場所・時間に左右されない
・布団を運び出す必要がない
・ダニ対策もバッチリ
・セットしてスイッチを押すだけ
天候・場所・時間に左右されない
これが最大のメリットです。雨の日も風の日も、ベランダがなかったとしても、室内にいながらいつでも手軽に布団を乾燥させることができます。時間を気にする必要もなく、自分の都合の良いタイミングで使えるのは、忙しい一人暮らしの方にとって大きな味方!外干しのように天候や時間に縛られることなく、自分のペースで布団のメンテナンスが可能になります。

運転音が大きい機種もあるから、特に夜間に使用することが多い場合は静音性の高いものを選ぼう!
布団を運び出す必要がない
布団は意外と重たいもの。運び出す過程で腰を痛めてしまう可能性も。布団乾燥機なら、マットやホースを差し込むときに布団を少し持ち上げるだけ!
ダニ対策もバッチリ
布団に潜むダニは、アレルギーの原因となる厄介者。天日干しができなくても、布団乾燥機を使えば高温でしっかりとダニを退治することができます。ダニ対策モードが搭載されている機種も多く、より効果的なダニ対策が可能です。外に干す手間もなくボタン一つで、季節を問わず手軽にダニ対策ができるのは大きな魅力です。
セットしてスイッチを押すだけ
布団乾燥機の使い方はとても簡単。専用のホースやマットを布団にセットして、スイッチを押すだけ。あとは終わるまで放置するだけで、ふかふかの清潔な布団が完成します。
外干しと布団乾燥機を比較!布団乾燥機は費用をかける価値アリ
外干しと布団乾燥機を比較してみました。布団乾燥機は室内に保管スペースが必要で、費用がかかるというデメリットがありますが、外干しの手間を考えれば十分許容できると思います。
外干し | 布団乾燥機 | |
手間 | 多い(運搬・設置・裏返しなど) | 少ない(セットしてスイッチを押すだけ) |
天気の影響 | あり(晴れの日限定) | なし(いつでも) |
時間 | 片面2〜3時間ずつ(合計4〜6時間) | 1回30〜90分程度 |
仕上がり | 天日でふかふか(湿気や温度による差あり) | 温風でふかふか&ダニ対策も可能 |
花粉・排気ガス・線路の鉄粉対策 | 必要(カバーや取り込み後のケア) | 必要なし |
防犯リスク | あり | なし(室内完結) |
室内の収納場所 | 不要 | 必要 |
費用 | かからない(ただし道具は必要) | 60分あたりおおよそ20円 |

布団が外干ししてあるだけなら性別や年齢が分かるものじゃないと思うけど、防犯リスクありってどういうこと?

家族構成を推測される可能性や、布団を干す・しまう時間から、生活リズムを把握されてしまう恐れもあるよ。
布団乾燥機は「布団乾燥」だけじゃない万能アイテム
布団乾燥機はその名の通り布団を乾かすための家電ですが、実は活躍するシーンがたくさんある、【1年中使える万能アイテム】なんです!
洗濯物の室内乾燥に
急な雨で洗濯物が干せない時、布団乾燥機を活用すれば室内でも早く乾かすことが可能!特に洗濯物が少ない一人暮らしでは重宝します。特に冬場や梅雨時期には頼もしい存在です。
靴の乾燥にも使える
雨で濡れた靴、放置すると嫌なにおいが発生しますよね。靴乾燥用のアタッチメントが付いている布団乾燥機なら、靴専用モードでしっかり乾燥して雑菌の繁殖を防ぎ、清潔な状態をキープできます。
クローゼットや押し入れの除湿
クローゼットや押し入れに温風を送ることで、湿気対策も可能。カビの発生を抑えて、中にしまっている衣類や寝具を守ることができます。
寒い季節に布団を温めることができる
布団乾燥機で寝る前に布団を温めておけば、冬場の冷え切った布団に入る時のヒヤッと感を解消し、すぐに心地よい眠りにつけます。湯たんぽよりも広範囲に布団を温めることが可能!
このように、布団乾燥機は「外に干せない悩み」を解決しつつ、生活全体の快適度を底上げしてくれるアイテムです!
豊富な種類の布団乾燥機!ホースタイプならお手軽
布団乾燥機を選ぶときに筆者が注意したポイントを紹介します。
マットあり/なし
マットありは、布団の間にマットを挟んで温風を送るタイプです。隅々までしっかりと乾燥させることができますが、マットの準備や収納に手間がかかります。
マットなしの布団乾燥機は、ホースタイプが主流です。ホースを布団に入れるだけで使える手軽さが魅力で、コンパクトで収納しやすいものが多くあるため、一人暮らしはマットなしのホースタイプがおすすめ!
機能性
次の機能が搭載されているか、利用目的に合わせてチェックしましょう。
- ダニ対策モード: 高温乾燥でダニを死滅させる機能。
- 温め・送風モード: 冬場の布団温め機能や、夏の乾燥後の熱気を冷ます送風機能。
- タイマー機能: 就寝前や外出中にセットしておけば、時間を有効活用できる。
- 衣類・靴乾燥アタッチメント: 布団以外の乾燥にも使いたい場合に。アタッチメントが付属しているか、別売りで購入できるかは要確認。
- 静音性: 機種によっては、運転音が気になる場合も。特に夜間に使用する場合は、静音性の高い機種がおすすめ。
安全性
温度センサーや安全装置が搭載されているかを確認し、安心して使えるものを選びましょう。
価格
予算に合わせて、必要な機能が備わっている機種を選びましょう。高機能なものほど価格は高くなりますが、自分のライフスタイルに必要な機能を見極めることが大切です。
サイズ・重量
一人暮らしの部屋はスペースが限られていることが多いので、コンパクトで収納しやすい機種を選びましょう。ホースやアタッチメントを本体に収納できるものがおすすめ。
まとめ:布団乾燥機で一人暮らしの生活の質を上げよう!
布団乾燥機は、外の天気や周囲の環境に左右されず、外干しよりもお手軽にふかふか清潔な布団をキープすることができます。さらに、洗濯物や靴の乾燥、寒い季節の布団の温めまでできる優れもの。
外干しできず布団の乾燥を諦めていた方も、これまで頑張って外干しを続けてこられた方も、是非、布団乾燥機をチェックしてみてください。
一人暮らしをぐっと快適にしてくれる、頼れる相棒になること間違いなしです!