【一人暮らしの災害対策】食品のローリングストックでいざという時に備える!備蓄リストと量の目安

生活
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「地震や災害時の備えってどうしたらいいんだろう?」 「飲み水や食べ物ってどれくらい備蓄しておけばいいの?」

こんな不安を抱えていませんか?

私自身も、 「自分は大丈夫」とつい思ってしまいがちですが、災害はいつ、どこで起こるかわかりません。特に都市部での大規模災害では、ライフラインの寸断や物流の停滞により、食料品の入手が困難になる可能性があります。

日頃から備蓄をしていないと、コンビニやスーパーが営業できなくなったり、道路が寸断されて物資が届かなくなったとき、数日間食料に困ることになります。想像するとゾッとします…。

そこで今回は、一人暮らしの一例として、私が普段備蓄している食品リストをご紹介します。

結論として、一人暮らしでも最低3日分、できれば1週間分の食料と水を備蓄しておくことが、いざという時の安心に繋がります。この記事の備蓄リストが参考になれば嬉しいです。

この記事は、こんな方におすすめ!

  • 一人暮らしを始めたばかりで、災害対策に不安がある方
  • 何をどれくらい備蓄すれば良いかわからない方
  • 無理なく備蓄を続けたいと思っている方

一人暮らしこそ食品備蓄が必須な理由

特に一人暮らしであれば、災害に備えた食品備蓄はしっかり行っておくべきだと私は思います。

なぜ一人暮らしこそ備蓄が必要なのか?

災害が発生すると、多くの場合、スーパーやコンビニの営業が停止したり、商品が棚からなくなったりします。物流がストップすれば、いくらお金があっても食料が手に入らなくなる事態に陥ります。特に都市部では、人口密度が高いため、一度混乱が起きると食料の供給が極めて困難になる可能性があります。実際、地震が相次いで発生すると、食料の買いだめがSNSなどで話題になりますよね。

内閣府が発表している「防災基本計画1」では、大規模災害時には最低でも3日分、推奨としては1週間分の食料・飲料水の備蓄を呼びかけています

特に一人暮らしの場合、家族やパートナーがいる家庭と比べて、互いに助け合うことが難しい場合が多く、自助の備えがより重要になります

私が食品の備蓄を意識したきっかけ

私自身は幸いにして、一人暮らしを始めてから大地震を経験したことはありません。しかし、一人暮らしを初めて1年経とうとする頃、夜中に震度4程度の地震がありました。

緊急地震速報のけたたましい音が響く中、改めて一人暮らしのときは自分の身は自分で守らないといけないことを感じ、災害対策の重要性を痛感しました。その経験以来、私は計画的に食品備蓄をするようになりました。

一人暮らしの場合、何かあったときに頼れる人が近くにいない可能性が高く、自分で自分の身を守るための準備が何よりも大切だと思います。食べること、飲むことは、生命維持の基本中の基本。だからこそ、食品備蓄は防災対策の第一歩として、日頃からしっかり備えておきましょう!


災害に備えた食品備蓄リスト

具体的な食品備蓄リストをご紹介します。まずは最低3日分を目標に備蓄を進めましょう。

備蓄の基本原則:ローリングストック法で無理なく続ける!

備蓄と聞くと、「特別な非常食をたくさん買わなきゃ」と思うかもしれませんが、おすすめはローリングストック法です。これは、普段から少し多めに食材を買い置きし、使った分だけ新しく補充していく方法です。こうすることで、常に食べられる状態の備蓄品を確保でき、賞味期限切れで無駄になることもありません。

レトルト食品や缶詰、乾麺などを買っておき、賞味期限や消費期限が近づいてきたら、普段の食事で消費して、また買い足すというサイクルを作ります

非常時で心が張りつめてるとき、普段と違うザ・非常食を食べるのはけっこうストレスかも。普段の食事に定期的に備蓄している食料を取り入れたら、非常時でも食べ慣れたものを口に入れられるから、ローリングストックのメリットは大きいね。

飲料水:命の源を確保する

何よりも大切なのが!飲料水は、一人あたり1日3リットルを目安に準備しましょう。

  • ペットボトル水(2Lまたは500ml):
    • 3日分: 9リットル(2Lペットボトルなら5本、500mlなら18本)
    • 1週間分: 21リットル(2Lペットボトルなら11本、500mlなら42本)

備蓄スペースに限りがある一人暮らしの場合、1週間分を備えるのは難しいと思います。私も21リットルを部屋に置くのは大変なので、10リットルを目安に備えています。

10リットル分の水なんて、お店で買った後、家に持って帰れないよ…。

飲用水はネットショッピングでまとめて買って、家の前まで届けてもらうのがおすすめ!それか、効率は悪くなるけど、普段の買い物で少しずつ飲用水を買って持ち帰ろう。

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主食:エネルギー源を確保する

次に重要なのが主食です。炭水化物は活動のエネルギー源となります。

  • アルファ米(水またはお湯で戻せるご飯):
    • 軽量でコンパクト、長期保存が可能。お湯があれば温かいご飯が食べられますが、水でも戻せます。
  • レトルトご飯(パックご飯):
    • 電子レンジや湯煎が必要ですが、そのまま食べられるタイプもあります。アルファ米より手軽に食べたい時に便利です。
  • カップ麺、即席麺:
    • お湯があればすぐに食べられ、手軽に満足感を得られます。ただし、塩分が高いので、水が貴重な災害時には注意が必要。お湯が用意できないときは、水でも20~30分経過すれば食べられます。
  • 乾パン、ビスケット、クラッカー:
    • 調理不要でそのまま食べられるので、手軽な非常食として優秀です。
  • シリアル、オートミール:
    • 牛乳や水で手軽に食べられます。特にオートミールは、栄養価も高いものが多いです。

オートミールについてはこちらの記事にまとめています。主食の1つとして、普段の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

おかず:栄養バランスと心の安定のために

主食だけでは栄養が偏り、精神的にもつらくなります。手軽に食べられるおかずもいくつか備蓄しておきましょう。

  • 缶詰(サバ缶、ツナ缶、トマト缶、フルーツ缶など):
    • 調理不要でそのまま食べられるものが多いです。長期保存が可能なのもありがたい!
  • レトルト食品(カレー、牛丼の具、パスタソース、惣菜など):
    • 湯煎や電子レンジが必要なものが多いですが、温かい食事ができると安心感が違います。温めずにそのまま食べられるタイプも。
  • フリーズドライ食品(味噌汁、スープ、野菜など):
    • お湯を注ぐだけで手軽に作れ、野菜不足を補えます。
  • 栄養補助食品(ゼリー飲料、カロリーメイトなど):
    • 食欲がない時や、手軽に栄養を摂りたい時に便利です。

その他

食料以外にも、災害時に役立つものはたくさんあります。

  • チョコレート、飴、ようかんなどのお菓子:
    • 疲れた時やストレスを感じた時に、甘いものは心の栄養になります。
  • 乾物(ワカメ、切り干し大根など):
    • 水で戻して使えるので、栄養価も高く、かさばらないのがメリットです。

どこに備蓄する?一人暮らしの収納術

一人暮らしの場合、お部屋がコンパクトで収納スペースが限られていることが多いですよね。

  • デッドスペースの活用: ベッド下、クローゼットの奥、家具の隙間、キッチンの吊り戸棚など、普段あまり使わないスペースに備蓄品を置くと良いでしょう。
  • 非常持ち出し袋の活用: 最低限の水と食料、非常用品はリュックにまとめて、玄関などに置いておくと、いざという時にすぐに持ち出せます。

私の場合、以下の場所に収納しています。

  • キッチンシンクの下:ツナ缶9個、ホットケーキミックス200g×3袋、袋麺5食
  • キッチンの吊り戸棚:乾燥わかめ1袋、乾麺(素麺またはパスタ)約8人前
  • 非常用持ち出し袋:飲用水500ml×2本、氷砂糖60g、携帯おにぎり3食
  • キッチンのラックの最下段:野菜ジュース12本
  • ベッドの下:飲用水560ml×24本
ツナ缶は9個ストックしています。ホットケーキミックスもローリングストック!画像には写っていませんが、袋麺も5食は常備しています。
野菜ジュースも1ダースは常に備蓄していて、週に1本飲んでいます。
ベッドの下は貴重な収納スペースですよね。飲料水のほか、衣装ケースや掃除機、布団乾燥機などもベッドの下に置いています。

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備蓄は災害対策のためだけじゃない!Q&Aと継続のヒント

食品備蓄は、災害時だけでなく、普段の生活にも役立つことがあります。例えば、急な体調不良で買い物に行けない時や、悪天候で外出できない時などにも重宝します

よくある質問(Q&A)

Q1. 賞味期限が切れそうなものはどうすればいい?

A1. これこそローリングストック法の出番! 賞味期限が近づいてきたら、普段の食事に取り入れて消費しましょう。そして、消費した分を新しく買い足します。これにより、常に新鮮な備蓄が維持できます。

Q2. 非常食専用のものを買わないといけないの?

A2. 必ずしもそうではありません。普段から食べ慣れているレトルト食品や缶詰、乾麺などを多めにストックする「日常備蓄」がおすすめ。非常食専用品は、味が単調で飽きやすいこともあります。ただ、停電や断水、ガスが止まる前提で考えて、「加熱・冷蔵が不要」「そのまま食べられる」食品を中心備えると安心です。

Q3. 一人暮らしだから、そんなにたくさん置けないんだけど…

A3. まずは「最低3日分」から始めてみましょう。水10リットル、レトルトご飯などの主食9食分、缶詰9個程度なら、それほど大きなスペースは取りません。玄関に非常持ち出し袋を置いて、そこに最低限のものを入れておくのも有効です。

備蓄を無理なく続けるためのヒント

  • 買い物リストに組み込む: 買い物の前に、備蓄用の食品を補充する必要があるかチェックして、ストックが減っていたら数点追加購入する習慣をつけましょう。
  • 決まった日に点検: 月に一度、備蓄品の賞味期限をチェックする日を決めるなど、定期的に見直す機会を作りましょう。私の場合、毎月1日に食品の賞味・消費期限とストックを点検するようにしています。
  • 楽しみながら選ぶ: 最近は美味しい非常食や長期保存できるレトルト食品も増えています。普段から興味のあるものを自炊の中で試食して、お気に入りの備蓄品を見つけるのも楽しいですよ。
  • SNSで情報収集: 他の一人暮らしの方の備蓄術を参考にしたり、防災に関する情報を集めたりするのもモチベーション維持に効果的!ただし、間違った情報に踊らされないように、情報は多方面から集めて照合しましょう。

まとめ:一人暮らしだからこそ食品の備蓄を!

この記事では、一人暮らしを始めたばかりのあなたに向けて、災害時の食品備蓄の重要性と具体的なリストをご紹介しました。

  • 備蓄の重要性: 災害時にはライフラインが寸断され、物流が停止する可能性があります。特に一人暮らしは、自助の備えが命を守る鍵に。
  • 目標は最低3日分、できれば1週間分: まずは3日分を目標に備蓄をしましょう。
  • ローリングストック法がおすすめ: 買い置きしておき、賞味期限や消費期限が近くなったら使ってまた買い足しましょう。
  • 必須アイテム:
    • 飲料水: 1日3Lを目安に。
    • 主食: アルファ米、レトルトご飯、乾パン、カップ麺など。
    • おかず: 缶詰、レトルト食品、フリーズドライ食品、栄養補助食品など。
    • その他: お菓子、乾物など

必要なものを「今ある暮らし」にうまく溶け込ませながら備えていくことで、非常時のストレスを最小限に抑えられます。今日からできる備えを、はじめてみませんか?

  1. 参照日:2025/07/19 https://www.bousai.go.jp/taisaku/keikaku/kihon.html ↩︎
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